「ひたすら東博を歩き回った一日(前編)」にひきつづき、東京国立博物館(東博)の建物の外から話を始めます。
京都御所紫宸殿の「左近の桜 右近の橘」にちなんだか、東博本館の前庭には、「左近の桜 右近のユリノキ」が鎮座しています。
ユリノキは現在も堂々とした姿を見せていますが、心配なのが「左近の桜」ことヨシノシダレです。
2010年4月には、
こんもりと多くの花が地面に届くくらいに咲いていたのに、今年の春は、
まだ早い時期とはいえ、花芽のついていない枝が目立っていて、樹勢の衰えが気になっていたのですが、そのヨシノシダレ、きのうは、このようになっていました。
バッサバッサと剪定されていました
大手術を施したようです。
今後数年は、往時のような華やかな姿を拝見することができないのは必至ですが、どうか元気を取り戻して欲しいものです
絶対にこちらのイヌツゲのようになって欲しくありません
それにしても、どうしてこの「イヌツゲ」がこんな状態で植えられているのでしょうか?
完全に枯れているようにしか見えないのですが…
ところで、このイヌツゲ の近く(東洋館前)で、こんな実を見つけました。
実の見た目はブルーベリーのようですが、葉っぱの形はブルーベリーとは違うみたい…
ちょいと摘んで味見してみればよかったかもしれませんが、さすがにそこまでは…
「実」といえば、表慶館の南側では、カリンが大きな実をつけていました。
一方、本館脇のスイフヨウが見頃を迎えています。
キレイですなぁ~
「スイフヨウ(酔芙蓉)」の説明板には、「花は白色一日花で夕方には酔った人の顔のように赤く変わる」とありますが、こちらなんか、始めから赤いと思うのですが…
以前、東博の入口(正門)を入ってすぐ右手に藤棚があって、その周辺が休憩コーナーになっていました。
喫煙可でしたので、私は自販機で買った飲み物を片手にベンチに腰掛けて一服することを慣例にしていました。眺めも良かったですし。
ところが、私のお気に入りのスポットだったこの場所では、現在、整備工事が行われていて、囲いが巡らされています。
来年春の完成を目指してリニューアルを図っているようです。
完成予想図を見ると、なんとなく京都国立博物館(京博)の入口(南門)のようなイメージですな
それはともかく、この囲いのおかげで、上の写真に写っている朝鮮の石像(文官)が酷い目にあっています
こんな具合…
東博版「嘆きの壁」って感じでしょうか
リニューアル工事の竣工を一番心待ちにしているのは、このお二人かもしれません。
そろそろ、東博の館内のお話を書こうと思うのですが、その前に、本館正面のゴミ箱の写真を載せておきましょう。
一匹のカマキリが頭を下にゴミ箱の側面に佇んでいらっしゃいました。
こんな場所で獲物を待っていても、目立ちすぎて、ハンティングには適さないと思うのですが…
ようやく特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」鑑賞のことを書きます。
二度目の鑑賞となる今回のお目当ては、何といっても、前回観ることのできなかった洛中洛外図屏風の「歴博甲本」、「福岡市博本」、「池田本」です。
前回(記事はこちら)に比べて、遙かに多い人出で、作品にへばりついて拝見することは叶いませんでしたが、今回も個性豊かな4作品(上記の3作品+全会期展示の「舟木本」)を楽しませていただきました
コンプできた7作品を、いつものように「お持ち帰りできるとすれば、どの作品を頂戴するか」という観点からふり返ると、かなり悩ましい…
現実的には、6曲一双の屏風を頂戴しても、自宅で広げて観ることは絶対に不可能ですが(「腰屏風」という小ぶりな「福岡市博本」ならなんとかなりそう)、あくまでも妄想として(どこまでも妄想ですが…)検討すれば、最古らしく華やかさと同時に渋さも秘めた「歴博甲本」も捨てがたいところですが、最終的には、躍動感と生命感にあふれた「舟木本」と繊細な筆致が際立つ「上杉本」の一騎打ちになってしまいます。
一方、「歴博乙本」は雲量が多すぎるし、「勝興寺本」と「池田本」は「置上げ」と呼ばれる技法で描かれた金雲のモコモコ感が好みでないし、「福岡市博本」は「洛中洛外図」にしてはクローズアップ過ぎる点で、ちょっと…です。
そんなわけで、「舟木本」と「上杉本」とは甲乙つけがたく、両方を鑑賞用のお屋敷付きで頂戴したいと存じます。到底叶わない妄想ではありますが…
ところで、特別展「京都―洛中洛外図と障壁画の美」の開催を記念して、10月17日の一夜限りで、東洋館をスクリーンに「プロジェクションマッピング」が行われました。
ホントは前日16日も開催される予定だったのですが、伊豆大島を始め多くの被害をもたらした台風26号の影響で中止になってしまい、結果的に「一夜限り」のイベントになってしまった由。
このプロジェクションマッピングが、その規模を縮小して再現されているのだそうです。
10月17日に行われた「洛中洛外図屏風 舟木本」3Dプロジェクションマッピング、大反響にお応えし、夜間開館限定で25分の1スケールで再現。
だそうで、表慶館1階には、その仕掛けがありました。
実際のイベントと同様、東洋館(1/25模型)をスクリーンにして投影するようです。
凝ってますなぁ
とても惹かれる話なんですが、丸ノ内勤務だった頃ならいざ知らず、今の職場からは、金曜日の17:00~20:00に東博に行くなんて、普通の勤務では無理です
先週の3連休なら行けたのですが、こんなイベントがあることを知ったのはきのうのこと
う~ん、、、残念だなぁ~、悔しいなぁ~
普通の開館時間にもやってできない話ではないでしょうけれど、東博としては、レア感を打ち出して、夜間開館時の入場者を増やそうという魂胆(失礼)なのでしょう。
残されたチャンスは、11月15日、22日、29日の3回です。
興味を持たれた方はお見逃しなく
それにしても、残念だなぁ~、悔しいなぁ~








