つれづれなるまゝに 日くらしPCにむかひて 心に移りゆくよしなし事を
そこはかとなく紫煙に託せば あやしうこそものぐるほしけれ

加藤健一事務所公演「川を越えて、森を抜けて」を観てきた

昨日、下北沢・本多劇場で、加藤健一事務所公演 Vol.71「川を越えて、森を抜けて」を観てきました。

キャストやスタッフ、あらすじ等々はこちらをどうぞ。

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この日が千秋楽だったこともあってか、補助椅子まで出る盛況でした。

加藤健一事務所の公演は、ここ数年というもの、年1~2本は観ています。最初に観たのは2001年の加藤健一(以下、カトケン)と高畑淳子の二人芝居セイムタイム・ネクストイヤー」だったかなぁ。これを観て以降、「はまった」までは行かないまでも、カトケン芝居の基本的にハート・ウォーミングなライトコメディが気に入ってしまい、年に1回は観ないと気が済まない状況が続いています。

そうそう、2004年10月23日の新潟県中部地震は、まさしく「バッファローの月」の観劇の真っ最中でした。東京でも結構揺れて、吊り物がゆ~らゆ~ら。場内もざわつくほどの揺れだったのですが、舞台は何事も起こっていないかのように進行していきました。まさに「Show must go on」です。さすがに地震ネタのアドリブはありませんでしたけれどね(脇役の俳優さんだけが舞台にいるシーンでした)。

それはともかく、「川を越えて、森を抜けて」。

タイトルは、「川を越えて、森を抜けて、おばあさんのお家に遊びに行こう 」といった歌詞の歌から採られているようで、遠くに引っ越した両親や妹夫婦と離れ、毎週日曜日は両親の祖父母とディナーを楽しむ孫を巡るお話しです。遠く離れた地に転勤して、より高いポストとより重い職責を担って人生の新しい展開を夢見る孫と、これまでどおり毎週日曜日には5人でディナーを楽しみたい祖父母たち。親族の温かさと仕事との両天秤に悩む孫と、孫の幸せな将来を願いつつも「楽しい今」を守りたい祖父母たちの葛藤。
よかったです。観ているうち、私の祖父母たち(母方の祖父は、私が生まれた時には亡くなっていましたけど)のことを思い出してしまいました。

じわ~っと胸が温まる共にキュンとする感じ、出演者の見事なテンポの会話の応酬、適度な笑い、まさしく「カトケンワールド」です。これだからやめられません。
ホント、「加藤健一事務所公演」はハズレがありません。次の公演は6月の「パパ、I LOVE YOU!」(再演)です。この公演にも行きたいと思っています。

ところで、久しぶり(9ヶ月ぶり)に下北沢まででかけるついでに、昔住んでいた浜田山の街を歩いてみました。そして、十数年ぶりに「たんたん亭」のラーメンを食べてきました。浜田山に住んでいた頃は、ちょくちょく「たんたん亭」のラーメンっつうかワンタン麺を食べていました。ここ数年は、コテコテのトンコツ系のラーメンを食べることが多かったものですから、「たんたん亭」の、あの昔ながらのラーメン(支那そば)を食べたくなっていたのですよ。

090330_1_211:40頃、浜田山駅で電車を降りて、右にほんのちょっと歩くと、ちゃんと「たんたん亭」があって、営業中です。そして行列もなくすんなりと座れました。店内には煮干し&昆布系の香りが漂っています。ここまでは良し

で、メニューを見ると、うぉっ、高い肉ワンタン麺が1,050円。まぁ、そうそう来られるものでもないし、と、当初の予定どおり肉ワンタン麺を注文しました。

待つこと数分。出された肉ワンタン麺を見て、「ちょっと違う」と思いました。
かつて食べたものとは微妙に違う感じです。具体的には、①スープが濁っている、②ワンタンの量が多い、③チャーシューの縁が赤くない、④ほうれん草が乗っていない、といった辺り。

食べてみると、決して不味くはないのですが、私がイメージしていたものとは違っていました。なにせ十数年ぶりですので、私の記憶が美化されている可能性は高いのですが、残念ながら、ちょっとがっかりでした。

変わることも必要だとは思いつつも、ちとほろ苦い思いです。