「『藝祭』に行ってみたくなったきょうの上野」のつづきは、東京国立博物館(トーハク)の見聞録です。
竹の台広場の賑わいとは裏腹に、トーハクの前庭は閑散といってもいいくらいの人しかいませんでした。
これはちょっと意外
で、「縄文の女神」との再会を果たす前に、「春の開放」中(3月15日~4月17日)の庭園を散策しました。
トーハクに植えられているサクラは、早咲きのものから遅咲きのものまで10種類あるそうで、結構長い間、お花見が楽しめるんですが、庭園への東からの入口近くのミカドヨシノは三分咲きといったところでしょうか?
でも、やはりサクラの時期にはまだ早くて、遅咲きのオオシマザクラなんかは「幹と枝だけ」の状態でした。
庭園をぐるりと回って、西側出入口から庭園を出て、平成館前で一服した後、本館(日本ギャラリー)に入館しました。
昨日のお目当ての一つ、「国宝土偶 縄文の女神」は、入口を入ってすぐ左、ミュージアムショップの隣にある「特別4室」(普段は休憩スペース)に展示されていました。
「縄文の女神」を生で拝見するのは、国宝土偶5点が一堂に会した2014年秋の「日本国宝展」以来、1年半ぶり、3回目。私が土偶の魅力にハマった2009-10年冬の「国宝 土偶展」で「縄文の女神」を初めて拝見した当時(作品名は「立像土偶」でした)、この「縄文の女神」と私は敬愛する「仮面の女神」(当時の作品名は「仮面土偶」)は重要文化財でして、その後、「縄文の女神」は2012年、「仮面の女神」は2014年にめでたく国宝に昇格したのでありました。
今回の特別公開「国宝土偶 縄文の女神」は、残念ながら撮影禁止で、写真はありません。
この展示のために、山形県内(縄文の女神が出土したのは山形県舟形町西ノ前遺跡)の企業の叡智を集めて製作したという展示ケースに入った縄文の女神は、それはそれは見事なものでした。

すらりとした8頭身の体型、45cmもの身長、デザイン感覚溢れるシルエットとデフォルメ、そしてシンプルな装飾、、、、これが縄文中期といいますから4000~5000年前に造られたものとは信じがたい気がします。
購入してきたA4版のリーフレット(編集:山形県立博物館、価格:300円)には、三つ折り部分がありまして、それを広げると、原寸大の縄文の女神の写真
手近に見ると、なんとデカい
オスカー像(高さ:台座を含めて34.3cm、重さ:3.86kg)よりちょっと背が高くて、ちょっと軽い(縄文の女神は身長:45cm、体重:3.155kg)。
右のディカプリオさんの写真からイメージしてみてくださいな
ところで、特別公開「国宝土偶 縄文の女神」の会場では、特製のポストカードが無料で配布されていました。
かなりの変形ですが、かなりステキなポストカードです。
もったいなくて、とても使えませぬ
そうそう、会場では縄文の女神と一緒に国宝附(つけたり)に指定された「土偶残欠」も展示されていまして、これがまた面白かった
「ミニ縄文の女神」ともいうべき「カケラ」がいくつもあって、縄文の女神はたまたま造られたのではないことを知ることができました。
トーハクでの縄文の女神の特別公開は4月17日まで。
会期が終わると、桜前線を引き連れて(?) 地元・山形に帰ってしまいますので、その前に是非ご鑑賞を
つづき:2016/03/27 博物館・美術館の仕事は展示・保存するだけではないんだ




