つれづれなるまゝに 日くらしPCにむかひて 心に移りゆくよしなし事を
そこはかとなく紫煙に託せば あやしうこそものぐるほしけれ

美術館をハシゴ(その2)

美術館をハシゴ(その1)のつづきです。

渋谷からクルマを走らせることホンの10分ほどで、広尾に到着。事前に目をつけていたコインパーキングにクルマを入れ(空きは1台)、お目当ての山種美術館に向かいました。

100502_1_1 山種美術館では「開館記念特別展IV」として「生誕120年 奥村土牛」が開催中です。
実は、私は先月(4月)初めにも、この展覧会を観ているのですが、その時はいろいろありまして、さっぱり絵を鑑賞した気がしなかったのデスよ。
そこで、身も心も解放された状態で観たくなって、この日のリターン・マッチになった次第です。

そんな事情もあって、新たな発見があったわけではありませんが、奥村土牛(おくむら・とぎゅう)の世界にどっぷりと浸ってまいりました。

奥村土牛は、昭和初期から1990年に101歳で大往生を遂げるまで、日本画家として最高峰の一人として、そして現役の画家として輝き続けた人です。

この展覧会では、作品名や制作年を示すプレートに土牛画伯の年齢まで書かれていたのが、非常に面白い試みだと思いました。
ところが、土牛画伯の場合、80歳を過ぎても、90歳を過ぎても、描かれた絵はかわることなく、雄大で繊細で、「あなたは北斎ですか」と申し上げたくなるほどです。

2度も足を運んだくらいなわけで、「"お持ち帰り"したくなった作品」が満載でした。
代表作の「鳴門」(70歳)や、チラシ/チケットに使われている「醍醐」(83歳)はもちろんのこと、「雨趣」(28歳)、「枇杷と少女」(41歳)、「罌粟」(47歳)、「」(78歳)、「谷川岳」(86歳)、「富士宮の富士」(93歳)と、きりがありません
そんな中で、敢えて、敢えて厳選して「もらって帰る(あり得ません)」とすれば、「鳴門」と「」でしょうか…(なんともムダに悩んでいます)

私が出かけた時、結構観客が入っていて、客層は何とも高年齢層に偏っていました。
直前に天皇皇后両陛下がこの展覧会を鑑賞された(こちらをご参照方)こともあったのでしょうか?

開館記念特別展IV 生誕120年 奥村土牛」の開催は5月23日(日)までです。
交通の便がイマイチ(恵比寿駅から上り坂を徒歩10分ちょっと)ですが、お薦めデス