「Misia Candle Night 奈良遠征旅行記(初日・その6)」のつづきです。

2年前に東京国立博物館での「日本国宝展」で拝見した際には、かすかに残っているというタマムシの羽根を発見することができず、こちらの記事で、
次の機会にはぜぇったいタマムシの羽を観るぞ
と書いたのですが、今回も、玉虫厨子をじっくりと拝見したのですが、やはり肉眼で観る(発見する)ことはできませんでした
でも、「こんな感じです」といった風の見本が展示されていて(下の画像の感じ)、

ちょっとは気が晴れましたです。
右の写真を拝借したasahi.comの記事によれば、玉虫厨子を再現させた人がいるそうで、復刻版と平成版の2基の厨子を制作するのに、
1億円超の私費を投じて03年秋から計画。大工や蒔絵師(まきえし)ら延べ4000人以上がかかわり、2万匹以上の玉虫の羽を活用、鮮やかな緑色の輝きを放っている。
ですって
タマムシにとっては災難以外の何ものでもありませんな
それにしても、虫の羽根を挟み込んだ玉虫厨子とか、ヤマドリの羽毛を貼りつけたという鳥毛立女屏風(正倉院御物)といい、なんという発想なんでしょ
でも、考えてみれば、貝殻の内側を薄く削り出して、漆器に埋め込んだ螺鈿も似た発想かもしれません。
大宝蔵院を出た私は、冷房の効いた休憩所でしばしお休みし、売店で絵はがきセットを購入し、喫煙所で一服した後、東院伽藍へと向かいました。
国宝・東大門をくぐって東院伽藍へと向かったわけですが、東大門の柱が面白い
この門は、
かつては鏡池の東側に南向きに建っていたようですが、平安時代ごろに現在の場所に移されたといわれています。
だそうで、その事実を彷彿とさせるのが、柱の表面です。
人目に触れる面(現在は西側)に節が目立つ一方、陰になる内側(東側)には
凡人(素人)が考えれば、目立つところには見目麗しいツルツルの面を使って、節が目立つ面は人目につかないところに使うところですが、東大門の柱は逆です。
ここでお読みいただきたいのは、7年半前に書いた記事「法隆寺からMISIAへと話は展開する」です。
この記事で書いた、
この門、南側・西側の人目につきやすい柱に、節が目立つ材木が使われているんだそうな。節がある、ということは、この木が日当たりのよい側(南側)に生えていて、枝を伸ばしていたことを意味するんだそうです。まさしく、「山の木は生育の方位のままに使え」を実践してということなんですね。
を直に確認いたしました
つづき:2016/10/14 Misia Candle Night 奈良遠征旅行記(初日・その8)


