つれづれなるまゝに 日くらしPCにむかひて 心に移りゆくよしなし事を
そこはかとなく紫煙に託せば あやしうこそものぐるほしけれ

PAって凄い技術だと思う

PA=Public Address、日本語にすれば「公衆伝達」となるらしいですが、とりあえず、コンサートやイベントでの音響装置だと思ってください。

ちなみに、「address」はふつう、「住所」という意味に使われますが、ここでは「演説」の意味で、「PA=公衆(public)に演説(address)を届ける装置」ということになります。
以前、海外の会議の式次第を見たとき、冒頭に「Opening Address」というのがあって、なんじゃこりゃと思いました。このaddressも「演説」の意味で、「Opening Address=開会のご挨拶」でした。

   

話を元に戻します。

コンサート会場の音響特性は、その会場独自のもので、同じものを捜すのは至難の業(わざ)です。私の乏しい演奏者(この言葉を使うだけでもおこがましい)としての経験でも、演奏して気持ちの良い会場、落ち込む会場とさまざまでした。

残響の多寡に限っていえば、残響の多い会場、少ない会場、そして、多すぎる会場と3つの会場があるとしたら、私なら、残響の多い会場が一番好きでしょうかねぇ。更に残響の多寡だけでなく、周波数特性、低音がこもりやすいとか、高音が特に響きやすいとか、そんな違いもあります。

クラシックや私がやっていた吹奏楽は基本的に、いわゆるunplugged、アンプやスピーカーを使いませんので、どれだけ会場に合った演奏ができるのか、責任はすべて演奏者にかかってきます。

一方、PAを使う音楽は、演奏者とPA技術者とのコラボレーションで音を聴衆に届けることになります。会場ごとにまるで違う音響特性の中で、いかに演奏者の良さを聴衆に伝えていくのか、そこがPA技術者の見せ所です。

しかもやっかいなことに、会場に詰めかけた聴衆の多い・少ないで、音響特性は変わってしまいます。人の体って、結構、音を吸収してしまうそです。
ですから、開場前の会場でしっかりと「音づくり」しても、満員の聴衆が入った状況(本番)で、狙ったとおりの音を出せる保証はないということ。

   

私が音響技術の奥深さの一端を感じたできごとを紹介します。

私の浴室にはMP3プレーヤーを置いています。浴室でも使えるように設計・製造されたもので、去年初めに買いました。

お風呂に入るときの定位置に置いて「記念撮影」

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このプレーヤー、うちの給湯設備と同じくノーリツ製です。

え?ノーリツ?って感じじゃないでしょうか。でも、水濡れや湿気に負けないエレクトロニクス、とくれば、ノーリツの守備範囲と言えないこともありません。もっとも、音響技術はどうか、という問題が残りますが…。

スペックはノーリツのHPでご覧ください。

おっと、Amazonでも扱っていました。

ノーリツ 防水MP3プレーヤー juke tower SJ-10MP ノーリツ 防水MP3プレーヤー
juke tower SJ-10MP

価格:¥ 10,500(税込)
発売日:2008-04-21

スピーカーは50mmのフルレンジスピーカー1個と、かなりショボイのですが、風呂場で鳴らすと、意外なことに、結構聴ける音を出します。

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低音だって、ボンボン出ます。浴室という特殊な環境ならではなのでしょう。

で、ある日のこと。
このjuke towerを鳴らしながら風呂に入り、「いやぁ、いい風呂だった」と、浴室のドアを開けたところ、、、、その日はたまたまスイッチを切っていなかったjuke towerから出ていた音が突然変わりました

ついさっきまで低音を含めてまともな音質の音を出していたjuke towerから流れ出すのは、ポータブルラジオ並の安っぽい音…。

驚きました…。何が起こったのかと思いました。

試しに、浴室のドアを閉めてみると、juke towerはさっきと同様、なかなかの音を出しています。ところが、浴室のドアを開けたとたんに、ポータブルラジオです。

たかが浴室のドアを開け閉めするだけで、これほどまでに音が変わるものかと、ほとほと感じ入った次第です。そして、コンサート会場(例えばおよそコンサートに向いているとは到底考えられない東京ドームとか…)で、コンサート用の音づくりをしているPA技術者の方々の努力・経験・技術に思いを馳せたのでありました。

   

ちと、余計なことを一言。

東京ドームって、野球にも適しているとは言えない場所だと思います。