日本のほとんどの社会人が"Back to the Business"だったと思われる今日、私はゴールデンウィーク最終日でした。
せっかくの「平日休み」(5月1-2日は沖縄旅行でしたから)、どうしようかと考えた結果、埼玉県立近代美術館(MOMAS)で開催中の「草間彌生 永遠の永遠の永遠」を観てきました(二度目です)。
月曜日は、六本木の美術館を除けば(こちらをご参照方)、ほとんどの美術館・博物館は閉館日というのが相場。ところが、MOMASは、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」の開催期間中は休館日なしという気合いの入れ方で、この機会を逃すものかと出かけた次第です。
前回の訪問記「ヤヨイちゃんは水玉パンツ(その2)」で、
地階では関連映像が上映されていたのですが、こちらは長い行列ができていた「魂の灯」共々、後日の再訪に廻しました(会期中にもう一回行くつもり)
と書いていたことですしネ
予想どおり、前回の訪問に比べて格段にユルユルの状態で、関連映像「草間彌生 永遠の永遠の永遠」も、秘密の小部屋「魂の灯」も余裕で鑑賞することができました。
私が地階に降りたときとは、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」は途中のようで、ジッとディスプレイを見つめる人たちの迷惑をも省みず、私は地階をキョロキョロ
ディスプレイ前に置かれたスツールも「草間彌生」している
ふと、横を見ると、そこに立っていたのはこの彫刻
と、説明板を見ますと、
MOMASの地階にはお気に入りの作品、マンズ-の「枢機卿」が置かれているのですが、舟越さんの作品も展示されているとは、今日の今日まで知りませんでした
この作品「ダミアン神父」、MOMASでは珍しいほど詳細な説明が付されていました。
一部を転記しますと、
彫刻家、舟越保武氏はクリスチャンでもあるが、この像はハンセン病患者救済に献身的な働きをして倒れたダミアン神父(1840-1889)の行為を顕彰する意味で制作された作品である。
ベルギー人、ダミアン神父はカトリック宣教団の一人として、1864年、ハワイ諸島に渡った。そこでモロカイ島の僻地に封じ込まれていた多くのハンセン病患者のことを知り、私財を投じて聖堂や病舎を建て、また、ハワイ政府に援助を働きかけるなど救済のため積極的に献身した。そしてついに自らもハンセン病に倒れて亡くなった。
この像は、神父の死の直前に撮られた写真を手がかりに制作されたといわれている。
だそうです。
「人の道」が凝縮されたような見事な作品だと思いました。
そんなことに感服しているうちに、「草間彌生 永遠の永遠の永遠」が一回りして、私は「ヤヨイちゃんスツール(勝手に命名)」に着席して次の上映を待ったのですが、上を見上げると、
すっごい眺め
これぞ生の醍醐味ってやつ?(意味不明かも…)
それはともかく、関連映像「草間彌生 永遠の永遠の永遠」は、なかなかでした。
この展覧会に出展されている「我が永遠の魂」の制作過程が収録されているのですが、カンバスをテーブルか何かの上に水平に置き、草間さんはカンバスの周りをグルグル回りながら描いていらしたんですねぇ。
そして極めつきのシーンは、完成した作品の写真を観ながら、助手の方が、
助手さん「先生、これはどう置きましょうか? こちらが上? それとも…」
草間さん「こっちが上」
と、写真の上部に「⇑」を描き込んでいるところでした。
美術作品に「絶対」は無いのだなと思いました。
前回来たとき、ズラリと行列ができていた「魂の灯」、きょうは「2分待ち」ですんなりと鑑賞できました。
ここはどこ? 私は誰?
的な作品でした(意味不明?)が、私としては、これは「草間彌生:作」でなくても不思議ではない気がする、さほど個性が発揮された作品ではないと思いました。
こんな具合で、二度目の「草間彌生 永遠の永遠の永遠」の鑑賞は終了
前回も思ったことですが、きょうも(平日だし…)女性の観客が多かった印象です。
草間ファンは女性が多いのでしょうか?
MOMASでの本展は5月20日(日)まで。
その後、草間さんの故郷、松本市美術館(7月14日~11月4日)と、新潟市美術館(11月10日~12月24日)を巡回するようです。
松本には行ってみたい気がしたりして…





